大黒松小倆口 ~ヌガーの名店~
大黒松小倆口
台湾人とともに成長したヌガーの名店
ヌガーは台湾人が子供の頃から親しんでいるおやつ。もともと台湾では旧正月に飴で正月を祝う習慣があり、ヌガーも飴の一種であることから、新年にヌガーが食べられるようになった。今では新年にかぎらず普段からよく食べられる、有名な台湾土産となっている。
台湾の老鋪「大黒松小倆口」は、台湾人なら誰もが知る有名ブランド。「大黒松小倆口」の創業者邱彭毓和女史が、1956年に台北市博愛路に「黒松紅豆湯」を開いてから60年余り。現在は原料から完成までを管理する「48時間生産販売計画」により、新鮮で高品質なヌガーを提供し、老鋪としてオリジナリティの精神をもって常に商品を更新しつづけている。
目次
大黒松小倆口 ヌガー
大黒松小倆口のヌガーは、ニュージーランド産粉ミルク、台湾雲林県北港産ピーナッツ、台湾産麦芽糖など、こだわりの材料を使用している。お土産にヌガーをもらったら、電子レンジで30秒加熱してみよう。ヌガーが温まって、風味がさらによくなる。自宅でぜひ試してみたい、おすすめの食べ方だ。
大黒松小倆口 ヌガークラッカー
ソフトなヌガーとサクサクしたクッキーを組み合わせた「ヌガークラッカー」は、新しい主力商品。塩味と甘味をミックスした飽きのこない味わいが魅力で、寒い時でも適度な硬さを維持する技術が自慢。
文化伝承の取り組み
大黒松小倆口は文化伝承の夢を実現させるべく、2005年に新北市に「ヌガー博物館」を設立。続いて2012年には埔里に「元首館」を設立した。元首館1階にはヌガー、元首餅、ギフト菓子の販売コーナーのほか、菓子製造コーナーもあり、作りたての元首餅などの焼き菓子を味わうことができる。
元首館を訪れた観光客に一番人気があるのが、ヨーロッパ風の城とチェス盤デザインの広場での記念撮影だ。まるで童話の一場面のようなファンタスティックな写真を撮ることができる。
元首館すぐそばの愛情故事館にある、中国の縁結びの神様と西洋の教会を組み合わせた月老教堂も若者に大人気。大勢の人が月老教堂を訪れ良縁を祈っている。
元首館と愛情故事館は台湾の若者にとって、台湾中部旅行に欠かせない記念写真とSNSチェックインポイントのひとつとなっている。
大黒松小倆口
士林店:台北市士林区文林路444号 (MRT士林駅1番出口より徒歩約5分)
+886-2-2833-3757
www.9420.com.tw
ヌガー博物館
新北市土城区自強街31-2号
+886-2-2268-7222
9:00-17:30、年中無休
元首館
南投県埔里鎮中山路四段219号
+886-49-291-8668
平日9:00-17:00、週末9:00-17:30
※掲載情報は取材時のものであり、現在の情報とは異なる場合があります。