漁光島　台南の海辺の風景を訪ねて

企画構成／視野創異行銷　文／視野創異行銷　写真／視野創異行銷

漁光島　台南の海辺の風景を訪ねて

漁光島

台南の海辺の風景を訪ねて

台南市安平区は台湾海峡に面した海辺のエリア。17世紀にオランダ人が上陸し、最初に拠点を置いた台湾で最も早く開発された土地だ。その後の鄭氏政権下では政治支配の拠点となり、清代も安平港は海外との貿易の拠点として、長く台湾の政治・経済の中心地として栄えた。現在の安平は静かな港町で、歴史的建造物から退役軍艦まで台湾の歴史をたどれるスポットが数多く、ビーチや森林など美しい自然景観にも恵まれている。台南市街地観光の際には、ぜひ足をのばして海辺の風景を訪ねてみよう。

漁光島　台南の海辺の風景を訪ねて

漁光島

「漁光島」は安平区と漁光大橋で結ばれている離島。にぎやかな台南市中心部とは異なる静かな漁業の島だ。島の名前は、かつて夜に島から海を見ると、魚を集める漁船の照明が真っ暗な海上一面に光って見えたことに由来する。

養殖池跡でカヤックを楽しむ行楽客

半月型に弧を描くビーチ「月亮湾」は、昼間は打ち寄せる波を追いかけながら散策を楽しんだり、夕暮れ時は夕日でオレンジ色に染まる海を眺めたりと、海辺の絶景を満喫できる漁光島を代表するスポット。

森林歩道

ビーチ後方には森林が広がっており、なかに足を踏み入れると高原のような雰囲気で、海と森の風景の対比に驚かされる。森林を一周する約2㎞の遊歩道で森の散策を満喫しよう。

月亮湾の夕景

島の北側には魚の養殖池も多く、養殖池跡やビーチでウォータースポーツに参加するのも楽しい。市街地中心部から橋一本渡っただけで訪れることができる別天地で、心と身体をゆったりと解放しよう。

月亮湾

Add：台南市安平區漁光路
Access：台湾鉄道台南駅(北站)から市バス2（延駛三鯤鯓）で「濱海站」下車

虱目魚主題館

「虱目魚主題館」は漁光島の人気観光スポット。「虱目魚（サバヒー）」は台湾で400年を超える養殖の歴史があり、「台湾第一魚」と呼ばれ親しまれている大衆魚だ。姿はボラに似ており、身は白身で柔らかく淡白な味わいで粥やスープにして食べることが多い。海水魚だが汽水域や淡水でも養殖でき、台南を中心とした台湾南部はサバヒーの養殖が盛んな地域として知られる。

虱目魚主題館

「虱目魚主題館」は、台湾初のサバヒーをテーマにした展示館。館内ではサバヒーの生態や養殖の歴史を紹介しているほか、サバヒーを使った食品土産を販売している。各種DIYや生態・文化ガイドツアーにも参加でき、台南の漁業文化を五感で体験できるスポットだ。

虱目魚主題館

なかでも、サバヒーの魚肉100％のすり身を練ってつみれを作り、サバヒーの魚醬でスープに仕上げるDIYは、楽しくて美味しい人気No1のアクティビティだ。

サバヒーつみれDIY体験

Step1：サバヒー100％のすり身を練りつみれを作る

Step2：つみれをお湯の中に入れ煮立てる

Step3：サバヒーの魚醤と芹菜を加えてスープ完成！

台南市安平區漁光路128-2號
06-391-3330
9:00-17:00
入場無料（予約制）、ガイドツアー・DIYなどは要別途料金
facebook.com/SabafishMilkfishThemeMuseum
台湾鉄道台南駅(北站)から市バス2（延駛三鯤鯓）で「濱海站」下車
※ガイドツアー・DIYなどの詳細は公式facebookページまたは電話で問合せ