甲天下 新台菜餐庁 新世代の台湾料理
文/高田雅子 写真/宋育玫
海覇王と甲天下
台湾料理の新ブランド
「海覇王」は、台湾人なら誰もがその名を知る台湾料理レストラングループ。伝統を守った確かな味の料理は、1975年の創業以来、40年以上に渡って台湾の人々に愛されてきた。その海覇王が、若い世代に向けて新たに設立した台湾料理レストランのブランドが「甲天下」だ。
目次
甲天下 新台菜餐庁
気軽に利用できるおしゃれなお店
甲天下は、日本人にも人気の観光地である迪化街にほど近い長安西路に位置する。入口はガラス貼りの開放的なつくりで、観光客や外国人も入りやすい。シンプルでモダンスタイルな店内のインテリアも若々しいイメージを醸しだしている。
甲天下では、経歴30年のベテランシェフたちが腕によりをかけて、新ブランドに相応しい味に仕上げた料理を提供。定番料理の他に、ピータンと臭豆腐を組み合わせた「ピータン臭豆腐」など、創作メニューも若者たちの人気を集めている。
お得なセットメニュー
いろいろ選べるセットがお得!!
宴会料理が中心の海覇王とは異なり、甲天下では少人数用のセットメニューと豊富なアラカルトメニューを用意している。
たとえば2人用セットは、料理3品とスープ1品のセットに、アイスティー2杯とご飯か芋がゆがついてNT$700(サービス料別途10%)。野菜料理、豚肉料理、海鮮料理とスープを、それぞれ3種類の中から1つずつ選ぶスタイルだ。
セットメニューは、ほかにも6人用、8人用、10人用を用意。どのセットも、平均すると1人あたりNT$350と気軽に楽しめる価格。人数に合わせて、お店のおすすめメニューの中から、その日の気分で食べたいものを選ぶことができ、非常にお得。
2人用セット料理例
おすすめアラカルトメニュー
大人気の定番メニューも味わってみよう!
甲天下のアラカルトメニューは50種類以上。大部分がNT$200前後とリーズナブルで、量も多すぎないから、いろいろな料理にトライできる。
なかでも、台湾料理の基本メニューで、お店の人気メニューランキングで常に上位に君臨している「黄金菜脯蛋」はぜひ味わいたい。ふわふわの玉子の中に、切り干し大根のコリコリした食感と塩気がアクセントになって、ご飯が進む一品だ。
お店一押しの「鮮魚米粉湯」は、海鮮スープの旨味がしみこんだビーフン。スープには、白身魚のから揚げや魚のすり身入りの水餃子、タロイモなどの具材がたっぷりで、食べ応えもある。
台湾に住む人々の庶民の味から生まれた台湾料理。優しい味わいは、日本人にもどこか懐かしい。旅の途中、じんわり体と心にしみる美味しい料理をいただいて、「台湾の心」にふれてみたい。
海覇王
www.hpw.com.tw
甲天下 新台菜餐庁
台北市長安西路287号(MRT北門駅3番出口)
+886-2-2552-2205
11:30-14:00、17:30-21:00
www.jiatiensha.com/
※掲載情報は取材時のものであり、現在の情報とは異なる場合があります。