コーヒー ニューウェーブ 台北カフェ4選

企画構成・文/朱佳雯 写真/宋育玫

コーヒー ニューウェーブ

台湾において、飲み物としてのコーヒーは現在まで三段階の発展を経てきた。

第一波はインスタントコーヒーが大衆間に普及した1940年代。そして、国際的なチェーン店の進出によりライトなコーヒー文化が庶民に広まった第二波。

そして第三波の現在、コーヒーの栽培、焙煎、入れ方にこだわり、「ワインを飲み比べる」ように各産地のコーヒーをディープに味わうスタイルが育ちつつある。

台湾のコーヒー産業は今まさに活気づいている。一人当たりの年間コーヒー消費量が百杯に達し、バリスタが登場して、世界の各種コーヒーコンテストで好成績をあげるようになった。

こうした変化を背景に注目を集める台北のカフェ四軒をご紹介する。

 

 

Milkglider Latteartist Unity

2014年台湾国際ラテ・アート大会(TNT)で優勝を果たした男たちが、翌年1月にオープンしたカフェ。同年、コーヒーフェストラテ・アート世界選手権東京大会(Coffee Fest)でも一位および三位を獲得し、彼らのセンスとテクニックは国際的な評価を確立した。

Milkglider Latteartist Unity コーヒー

内庭を歩くと、大きな窓をとおしてグライダーのようなSpirit三連式エスプレッソマシンが見える。お勧めはなんといってもエスプレッソ。チョコレート・ナッツフレーバーの深煎りとフルーツフレーバーの浅煎りの二種から選べる自家焙煎のブレンドだ。Espresso+6.oz milk、Espresso+12.oz milk、cappuccinoは、ラテ・アートも楽しめる定番メニュー。

Milkglider Latteartist Unity コーヒー

こだわりのエスプレッソをぜひ堪能したい

Milkglider Latteartist Unity コーヒー

魔法のようにウイングチューリップが浮かび上がるフリーポア・ラテアート

ラテ・アートは、ピッチャーの高さとミルクの幅をコントロールしながら描くフリーポアと、先端の尖った用具を利用して描き出すエッチングの二種ある。「Milkglider」では、主にフリーボアの方法で、ウイングチューリップの図案をアレンジする。コーヒー、ティー、軽食は単品で注文でき、台湾風味「ネギ油麺」とエスプレッソというユニークな組み合わせも人気がある。

台湾風味「ネギ油麺」

人気の軽食メニュー台湾風味「ネギ油麺」

Milkglider Latteartist Unity
Milkglider Latteartist Unity

Milkglider Latteartist Unity

台北市松山区民権東路三段160巷19弄36号
+886-2-2712-3080
11:00-21:00
カード:可/サービス料:無/ミニマムチャージ:一品/予約:可
www.milkglider.com/

 

 

Fika Fika Café

台北市東部、内湖の「Fika Fika Café」陽光店は採光の良さと窓からの景観が魅力で、白色と木目を基調とした店内はとても爽やかだ。「Fika」はスウェーデン語でティータイムを意味するという。オーナーのJamesはここを、人々がエネルギーを補給する都会のオアシスにしたいと願っている。

Fika Fika Café コーヒー

よいものを届けたいという願いをこめた陽光店

陽光店のインテリアはデンマークの国宝と呼ばれる「Y Chair」を使用

インテリアはデンマークの名品「Y Chair」を使用

2000年からコーヒーと焙煎の研究を始めたJamesは、すでに焙煎学の科学者といえる。温度、湿度、圧力などを細かく調節した焙煎方法で、どのような設定でも最高の味を引き出す。2013年、ノルディックロースター(Nordicroaster)で、アジア人初の優勝という快挙を果たした。その爽やかな芳香と味わいはほのかに北欧風。

Fika Fika Café コーヒー

「Modbar」でいれたコーヒー

Fika Fika Café コーヒー

黒糖カフェラッテ

Fika Fika Café

コーヒーによくあうワッフル

2017年に新規オープンした陽光店は、客とバリスタの交流を増やしたいと、低めのカウンターにしたという。そのカウンターに置かれた曲線デザインのコーヒーマシン「Modbar」も人目を引く。黒板に書かれた単品コーヒーは随時変更され、「Modbar」のfilter shot、wave、S.O.Eの三種をセレクトできる。表面に焦げ目をつけた「黒糖カフェラッテ」は日本人にも人気で、厳選食材で作ったワッフルやデザートを合わせていただきたい。

 

Fika Fika Café
Fika Fika Café

Fika Fika Café

陽光店
台北市内湖区陽光街321巷40号
+886-2-2656-0133
火曜-日曜10:00-18:00、月曜定休
カード:可/サービス料:無/ミニマムチャージ:ドリンク1杯/予約:不可
www.fikafikacafe.com/

 

 

The Lobby of Simple Kaffa

台北市内、敦化南路から路地に入った、セレクトショップ「HOTEL V」の地下一階にある。店長呉則霖は2013年より台湾バリスタコンテスト(TBC)で連続優勝した経歴を持つ。また台湾代表として参加したワールド・バリスタ・チャンピオンシップ(WBC)2016で優勝を果たした。

The Lobby of Simple Kaffa コーヒー

店内では自家焙煎コーヒー、エスプレッソ、ドリップ式のほか、炭酸を加えビールのような喉ごしに仕上げたコーヒーやノンカフェインドリンクも提供する。半熟ハニーケーキ「皺皺」、抹茶餡入りのしっとり食感「抹茶ロール」、四種のワインやリキュールでアレンジした「ティラミス」など、手作りデザートも人気。

太妃糖烤杏仁拿鐵トフィー ローストアーモンド ラテ

The Lobby of Simple Kaffa

半熟ハニーケーキ「皺皺」

The Lobby of Simple Kaffa
The Lobby of Simple Kaffa

The Lobby of Simple Kaffa

台北市大安区敦化南路一段177巷48号地下一階
+886-2-8771-1127
日曜-木曜12:30-21:30、金曜‧土曜12:30-21:50
予約:不可/カード:可/サービス料:10%/ミニマムチャージ:ドリンク1杯

 

 

4MANO CAFFE民生店

ワールド・バリスタ・チャンピオンシップWBC台湾地区で優勝を果たし、「コーヒーのプリンス」とも呼ばれる張仲倫。4MANO CAFFE民生店の所在地は、彼が十数年前にコーヒーを極めるきっかけとなった場所とのこと。彼はこの思い出いっぱいの場所に店を開くことに特別の意義を感じている。内装は白と金の二色を基調とし、大きなガラス窓から陽光と自然の眺めを巧みに取り入れた。

4MANO CAFFE民生店 コーヒー

一般のエスプレッソ・コーヒー以外に、特定の産地のプレミアムコーヒーもある。ここのラテ・アートは派手な柄ではなく、表面に大きな円を作ったのみ。地味に見えても、相当な技術を必要とする。表面が鏡のようにつるつるに見えるのは、コーヒーとミルクの絶妙な配合によるもの。軽い食事には、民生店限定の黒ゴマ抹茶もちワッフルとイタリアン・チキン・パニーニがお勧め。

4MANO CAFFE民生店 コーヒー

相当な技術を必要とする大きな円のラテアート

4MANO CAFFE民生店 コーヒー

黒ゴマ抹茶もちワッフル(手前左)とイタリアン・チキン・パニーニ(右奥)

4MANO CAFFE民生店
4MANO CAFFE民生店

4MANO CAFFE民生店

民生店
台北市松山区民生東路四段123号
+886-2-2713-3356
11:00-21:30
カード:不可/サービス料:無/ミニマムチャージ:ドリンク1杯/予約:不可

 

 

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