點水樓 チャンピオン小籠包 DIY教室
文/高田雅子 写真/宋育玫
目次
観光工場でシェフにトライ!!
南僑観光工場へGO!
小籠包が好きだ。旅行中、ハシゴして食べ比べるくらい、好きだ。
そんな私が愛してやまない小籠包が、観光工場で手作り体験できると聞いて、今日は桃園までやってきた。
目的地の南僑観光工場の入り口に到着すると、目の前には、よくある工業用地の工場。一見すると小籠包を作る場所があるように思えない雰囲気なのだが、門をくぐると左手に中国風の建物。ここがDIY教室を開催している點水樓桃園店だ。
南僑観光工場は、洗濯用石鹸で有名な南僑グループの工場の一つ。南僑グループは油脂や食品、レストラン等、様々な業態を展開しており、點水樓もそのひとつ。そして點水樓は、台湾のグルメガイドでかの超有名店を下してチャンピオンに選ばれた小籠包の名店。そのチャンピオンの小籠包を手作り体験できるのだから、小籠包好きとしてはたまらない。
小籠包DIY
エプロンと帽子を身に着け、シェフの模範指導を受けた後、さっそく小籠包作りにチャレンジ。とはいえ、皮を伸ばすところから餡を皮に乗せるところまで先生がセットしてくださるので、生徒はひだを寄せる事だけに専念すればいいのだが、皮がとても薄く、サイズも小さいので、なかなか思うようにいかない。何とかひだは寄せられても、最後の上部をねじって閉じるところが特に難しい。
「先生!上が閉まらないで焼売になってしまいました!(泣)」「最後のほうは、寄せたひだを中に押し込みながら、こうやって脇を引っ張って…留める」「…先生、見て解っても手がそうできません…!」
格闘の末、「初めてにしては上出来。二か月も練習すればお店に立てるよ」とのお言葉をいただくが、先生の作品とはやはり雲泥の差。プロになるには最低3、4か月の修行が必要だそうで、プロの技は、本当に、難しいと実感。
ハニートーストDIY
作品の試食を前に、もう一つのDIY、ハニートースト作りにも挑戦させていただいた。こちらも、デニッシュ食パンを貫通させることなく中身をくり抜くのが予想外に難しく、苦戦。しかし楽しくデコレーションすることができた。
観光工場見学
南僑観光工場内には他にも各種レストランが併設されており、一部工場施設やタイレストラン二階にある泰國文物館の見学も可能。時間があれば、南僑観光工場だけで一日遊ぶのも楽しそうだ。
試食&昼食タイム!
點水樓レストランで蒸しあがった作品が運ばれて来た時はかなり感動した。自分で包んだ小籠包だけに、美味しさもひとしお。作品の試食後にランチでいただいたオリジナルの五色小籠包、紅糟香辣酥魚(ピリ辛の魚のフライとおこげ)や、オリジナル牛肉麺も、どれもが本当に美味。隣接するドイツビールレストラン内で醸造されている新鮮な黒生ビールと黄生ビールも料理に非常に合う。こんなに美味しいビールが飲めると思っていなかったのでうれしい驚きである。
作ってよし、食べてよし、遊んでよし。大充実の南僑観光工場小籠包DIY、次回はぜひ家族や友人を連れて再訪したい。
南僑観光工場
桃園県亀山郷亀山工業区興邦路35号(台湾鉄道桃園駅からタクシーで約10分)
+886-3-2630264
平日11:00-21:00、休日10:00-21:00
参観無料(休日は定時ガイド、平日は10人以上の団体のみ)
www.namchow.com.tw/mobile/large/NCGTYTF/flash.index.html
點水樓桃園店 DIY教室
+886-3-3610202 ※平日は前日までに予約
小籠包DIY 330元、ハニートーストDIY 330元
www.dianshuilou.com.tw/jp/DIY.html
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※掲載情報は取材時のものであり、現在の情報とは異なる場合があります。