草嶺古道 太平洋を望む古道を歩く

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草嶺古道 太平洋を望む古道を歩く

企画構成/高田雅子 文/高田雅子 写真/張晉瑞・宋育玫

草嶺古道

 

草嶺古道

太平洋を望む古道を歩く

新北市貢寮区遠望坑と宜蘭県頭城鎮大里を結ぶ全長8.5㎞の「草嶺古道」は、もとは台湾原住民族が台北と宜蘭を移動する際に使用した山道の一部だった。すべて踏破すると5時間はかかる山越えの自然歩道だが、台湾鉄道大里駅から新北市と宜蘭県の境界「埡口」までのコースなら、往復2時間半で気軽にハイキングが楽しめる。帰りは福隆駅に寄り道して、名物駅弁とサイクリングも満喫しよう!

草嶺古道

 

 

10:00
大里駅から出発!

旅のスタート地点は台湾鉄道大里駅。本格的に歩き始める前に、まずは駅から徒歩4分の大里ビジターセンターへ。

大里駅

大里駅

 

 

10:10
ハイキングの予習&おやつ調達

ビジターセンターでは、展示資料や山地模型を見学。山上にある石碑「虎字牌」のレプリカも置かれており、ハイキングへの期待が高まる。館内のベーカリー「禾香居柴焼窯烤麺包」の欧風パンは、山上で食べるおやつにぴったりだ。

大里ビジターセンター

大里ビジターセンター

虎字牌のレプリカ

虎字牌のレプリカ

虎字牌模様の欧風パン

虎字牌模様の欧風パン

禾香居柴焼窯烤麺包
宜蘭県頭城鎮浜海路七段11号(大里ビジターセンター内)
+886- 933-702-506
9:00-17:00、月曜・火曜定休
www.facebook.com/HeXiangJuChaiShaoHongYaoKaoMianBao/
※欧風パンは平日は要予約

 

 

10:30
出発前の安全祈願

ビジターセンターのすぐとなりは、地元の信仰の中心「慶雲宮」。清代の建立で俗称を「天公廟」といい、中国福建省から運ばれてきた玉皇大帝を主神として祀っている。海に臨んで立つ廟からは、太平洋に浮かぶ亀山島を遠望できる。廟の後方が「草嶺古道」の入口だ。ハイキングの前に立ち寄って、旅の安全を祈願しよう。

慶雲宮

慶雲宮

草嶺慶雲宮
宜蘭県頭城鎮石城里浜海路七段33号

 

 

11:00
草嶺古道ハイキング開始!

草嶺古道は東北角で最も人気のあるハイキングコースのひとつ。沿道に清代から戦後にかけての遺物が残る歴史スポットで、夏のジンジャーリリーや秋のススキなど季節の美しい草花も楽しめる。慶雲宮の入口から古道を登って行くと、最初に出合うのが「古道客桟」だ。戦後に建てられた林務局の林地管理拠点「虎字碑護管所」だった建物で、改修を経てドリンクや軽食を販売するショップとなっている。さらに足を進め、石柵の遺構が残る清代の宿屋跡「客桟遺址」を過ぎると、周囲の風景は背の高い木々が生い茂る林地から見通しの良い草地に変化していく。

慶雲宮裏の古道入口 草嶺古道

慶雲宮裏の古道入口

古道客桟 草嶺古道

古道客桟

客桟遺址 草嶺古道

客桟遺址

 

 

12:30
山上から太平洋を一望!

草嶺古道を登りきると新北市と宜蘭県の境「埡口」に到着する。ここは雪山山脈主稜にあたる尾根。道が3本に分かれており、分岐点に土地神「土地公」の祠が鎮座している。祠から北に100mほど下った草嶺古道沿いには、清朝の官吏が建てた「虎字碑」がある。草書体で「虎」の字が刻まれている石碑を背に、そのまま山を下っていくと福隆駅に到達できる。

虎字牌 草嶺古道

虎字牌

土地公 草嶺古道

土地公の祠

もう一方の、尾根沿いを西に延びる道は、桃源谷に続く「草嶺線歩道」。入口に立つ東屋「埡口涼亭」が、今回のハイキングのゴールだ。眼下には陽光煌く太平洋が広がり、沖に浮かぶ亀山島の姿もくっきり。東西に目をやれば緑の稜線、北を振り返れば福隆まで続く谷間と、息をのむほどに美しい360度の大パノラマを一望できる。絶景を思う存分満喫しよう。

埡口涼亭 草嶺古道

埡口涼亭

埡口涼亭から亀山島を望む 草嶺古道

埡口涼亭から亀山島を望む

一面に草地が広がる風景が「草嶺」の地名の由来となったという

一面に草地が広がる風景が「草嶺」の地名の由来となったという

草嶺古道MAP

草嶺古道
新北市貢寮区から宜蘭県頭城鎮

古道客桟(虎字碑護管所)
8:00-17:00
※お手洗いあり

 

 

13:30
福隆駅へ出発!

ハイキングから戻ってきたら、午後は福隆駅へ寄り道してみよう!

大里駅

 

 

14:00
名物駅弁で遅めのランチ

福隆の必食グルメといえば、名物駅弁「福隆便當」。駅前には駅弁を売る店が数多く軒を並べている。なかでも福隆海水浴場向かいの「発記」は3代続く老舗。地元民と海釣り客に愛されている駅弁は、豚の角煮や煮卵などのおかずがぎっしり!

福隆便當
福隆便當

発記福隆月台便當
新北市貢寮區興隆街17号
7:00-19:00

 

 

14:30
プチサイクリングへGO!

福隆は東北角で人気のサイクリングスポットのひとつ。食後はぜひ、往復1時間ほどのプチサイクリングに出かけよう。駅から15分ほど自転車で走ると、日本時代に建設された鉄道トンネル「旧草嶺隧道」が見えてくる。全長2㎞あまりのトンネルを抜けた先には、太平洋に浮かぶ亀山島が待っている。

旧草嶺隧道

旧草嶺隧道

旧草嶺隧道

旧草嶺トンネル
Time:一般自転車で福隆駅から旧草嶺隧道南口まで往復約1 時間

 

 

16:00
1日の終わりにカフェタイム

サイクリングの後は、福隆駅近くのカフェでほっと一息。おすすめの手作りスイーツのほか、ドリンクの種類も豊富。店の前の線路を列車が行き交う様子を眺めながら、のんびりカフェタイムを楽しもう。

藍湾咖啡Blue Bay Cafe_福隆店
藍湾咖啡Blue Bay Cafe_福隆店

藍湾咖啡Blue Bay Cafe_福隆店

藍湾咖啡Blue Bay Cafe_福隆店
新北市貢寮区興隆街38号
+886-2-2499-1750
9:00-17:00、土曜・日曜9:00-18:00
 ミニマムチャージ:1人ドリンク1杯/席利用:2時間まで

福隆MAP

 

 

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