博物館 台湾好物 タイワンエクセレンス
企画構成/鍾昀彤 文/鍾昀彤・楊善文・劉宛昀
写真/国立故宮博物院・台湾美術館・新北鶯歌陶瓷博物館・台北探索館提供
一目でほしくなるオリジナルデザイン
博物館の人気商品大特集!
台湾にはさまざまな博物館がある。なかでも国立故宮博物院、国立美術館、鶯歌陶瓷博物館、台北探索館は、台湾を訪れたらぜひ足を運びたい歴史、文化、美学の殿堂だ。秘蔵の展示物を鑑賞したら、あわせてオリジナルの記念品を持ち帰りたいもの。今回は、台湾を代表する博物館のギフトショップと自慢の商品を大特集!
目次
国立故宮博物院
「中華文化の宝庫」として名高い台北の国立故宮博物院は、宋、元、明、清、四王朝の文物を所蔵し、なかでも北平、熱河、瀋陽のコレクションが有名である。中国五千年の歴史を網羅する65万点の収蔵は世界四大博物館にふさわしい。近年は所蔵品からヒントを得た日用品や記念品を多数開発している。
台北市士林区至善路二段221号
+ 886-2-6610-3600
日曜-木曜8:30-18:30、金・土曜8:30-21:00
NT$250/人
台北MRT淡水信義線士林駅1番出口よりバス紅30を利用
https://www.npm.gov.tw/ja/
故宮翠玉白菜ミニチュア コレクション版
台北故宮の人気アイテム「翠玉白菜」のレプリカ。真っ白な胴と青葉の瑞々しさ。そして葉の上にとまるキリギリスとバッタは子孫繁栄を意味する。故宮グッズの代表格だ。
円形飾り棚・文物ミニチュアセット
台北故宮の所蔵品の中でも人気の高い翠玉白菜、肉形石、翠玉小白菜、青花蟠龍天球瓶、画琺瑯梅花鼻煙の精巧なミニチュアが勢ぞろい。自宅にミニ博物館をテイクアウト。
墜馬髻ネックピロー
台北故宮博物院所蔵の「唐人宮楽図」に描かれた女官の「墜馬髻(髷を片側に垂らす髪の結い方)」から発想を得てデザインしたネックピロー。旅行や休憩時間に役立つ優れもの。独特な形がユニークだ。
仕女唐唐竹炭油取り紙
これも台北故宮院所蔵の「唐人宮楽図」に描かれた唐朝女官「仕女唐唐」シリーズ。竹炭成分入りの紙は、汚れや皮脂を強力に吸い取ってくれる。唐代の美人になるかも。
Q版古典団扇-生命の樹
18世紀のインド東南沿岸Coromandel Coast産の更紗「生命の樹紋様タペストリー」に題材をとった中国古代の団扇。鳥が宿る生命の樹(tree of life)の図柄が高い格調を醸す。
乾隆洋彩マスキングテープセット
台北故宮が所蔵する清朝乾隆時期の焼き物「磁胎洋彩白地番蓮花紙槌瓶」、「磁胎洋彩錦上添花有蓋痰盂」、「磁胎洋彩三多詩意轎瓶」の三点の柄を組み合わせたマスキングテープ。
台北探索館
台北市役所内にある市政博物館。この町の歴史と市民の暮らしぶりを紹介しており、一階のショップでは、台北をイメージした様々な記念品を販売しているので、お土産探しにぜひ立ち寄りたい。
台北市市府路一号+886-2-2720-8889
8:30-12:30、13:30-17:30 、月曜休館
無料
MRT台北101/世貿中心駅で下車後市府路沿いに徒歩8分
http://discovery.gov.taipei/
北門マグカップ
台北市にある清代の史跡「北門」は、そばを走っていた二本の高架道路が近年撤去され、久しぶりにその全容を人々に見せた。台北出身のデザイナーが、その真実の姿を一本一本丁寧な線で再現し、マグカップ上に高温で焼き上げた。台北の歴史を物語る逸品だ。
台北イメージキーホルダー
北門、台北101ビル、市営レンタサイクルなど台北の定番イメージを連ねたデザインキーホルダー。材質はなめらかな金属で、実用にもコレクションにもぴったりの小物。
小南門碧宵図サンダル
百パーセント台湾製のオリジナルサンダルで、サイズは二種。図案はイラストレーター潘羽祐が描いた「小南門碧宵図」で、小南門周辺の今と昔の街並みがペアになっている。このサンダルをはいて街を歩き、台北の日常を感じてみたい。
蒋渭水記念ネクタイ
台湾社会運動の指導者として知られる蒋渭水(1890-1931)を記念してデザインされたネクタイ。栄光を象徴する黄色の地に草書の文字が映える。手提げ袋の絵は現代画家劉洋哲の作品「大稲埕の天光」。そこには蒋渭水が創設した大安医院も描かれ、当時の様子がしのばれる。
新北鶯歌陶瓷博物館
台湾を代表する窯業の里・鶯歌(インガー)に位置する台湾初の陶磁器博物館。台湾陶磁器文化の調査、継承、作品の収蔵と保存に力を注ぎ、館内では、創意あふれる多彩な商品を販売している。
新北市鶯歌区文化路200号+886-2-8677-2727
平日:9:30-17:00 、週末9:30-18:00
NT$80/人
台湾鉄道鶯歌駅で下車後文化路に沿って徒歩約10分
http://jp.ceramics.ntpc.gov.tw/
「壁ドン」調味料入れセット
少女漫画やドラマのシーンに登場して流行語にもなった「壁ドン」をイメージした調味料入れ。使い終わってもとの位置に戻すと、そこに憧れの一瞬が再現される趣向だ。
キス!マグカップ
子供たちの可愛い表情をデザインしたマグカップ。命が注ぎ込まれたような生き生きとした仕草に思わず微笑んでしまう。使って楽しめるアイデア商品。
大地鋳鉄シリーズ.カブトムシ付き茶缶
釉の色で鋳鉄に似せ、日本の鉄瓶のような質感に仕上げた茶缶。金で細工したカブトムシが蓋の上で生命力をアピールする。茶葉を入れて実用的に使う一方で、芸術品として愛でることができる。
インディゴ猫カップ
平面と立体で構成される。白地部分にシンプルな青い線で猫を描き、くるんと反りあがった尾をカップの取っ手にした個性的なデザインの商品。
富貴円満
優しい丸みを帯びた急須と湯飲みは円満を意味し、ボタンの花は富を象徴する。紅色と金色のアクセントが、幸せのムードを添える。贈り物にも自宅用にも最適な良品。
国立台湾美術館
清代から現代にいたる台湾の重要な美術作品と現代視覚芸術を多数所蔵する。広々とした展示室のほか、内外の資料を豊富に揃えた図書館と広大な屋外彫塑公園を擁する。敷地は10万平方メートルに及ぶ。
台中市西区五権西路一段2号+886-4-2372-3552
火曜-金曜9:00-17:00、週末9:00-18:00、月曜休館
無料
台湾鉄道台中駅より51、56、71、75、89号バスに乗り換え美術館または文化中心で下車/高速鉄道台中駅より159号バスに乗り換え土庫停車場下車後徒歩約11分。
www.ntmofa.gov.tw
層層食器セット
画家袁旃の1998年の日本画「太初」が、料理を盛る上品な器になった。作品は浮世絵の要素を取り入れ、流れとグラデーションを感じさせるタッチで描かれている。岩石と浪の形をイメージする大自然特有の不規則なラインが特徴。特製ナプキンも付いて、食事の雰囲気を盛り上げる。
山川食器セット
新鋭アーティスト李育貞の版画作品Traveling Series IIを採用し、キャンバスがそのままテーブルクロスになった。二つの食器はそれぞれ山と川の地形が再現されており、自然に包まれて食事をしている心地よさを感じる。
藍色小屋 焼き物のティーポット
台湾人画家張永村が1983年に発表した水彩画「文明的躍升」は、都市景観を青色のモザイク風に表現した作品で、遠くから見ると染付磁器のようだ。
木屋職人コーヒーセット
版画家陳其茂が1975年に発表した「木屋裡的猴子」の中の黄色いサルたちがモチーフ。樹木の木目や暗色がかもし出す落ち着きと活発なサルたちのコントラストが印象的なドリッパースタンド、ポット、ガラス製ドリッパーのセット。
気韻 プリントワンピース
現代画家席徳進(1923-1981)の水彩画「木棉花」をデザインしたプリントワンピース。名画を見事に生地の上に再現したのみならず、墨絵に紅色を配した淡い水彩画の趣きが爽やか。当館では収蔵の絵画を素材にした衣装、カバン、帽子などを開発している。
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