台南 新化 ・ 官田 心うるおう、老街と田園地帯の旅
企画構成／高田雅子 文／高田雅子 写真／溫宏嘉・視野創異行銷
台南 新化 ・ 官田
心うるおう、老街と田園地帯の旅
台南市中央の大部分を占める嘉南平原は、都会とは違うゆったりとした空気に溢れた田園地帯。今回は、バロック様式の建物が並ぶ老街と数多くの歴史的建造物が残る新化（シンファー）、緑の水田と灌漑用水が織りなす水辺の風景が美しい官田（グワンティエン）をめぐり、穏やかに流れる時間のなかで心うるおう休日を満喫しよう。
おすすめコース
1日目：高速鉄道台南駅→新化区観光
2日目：官田区観光→高速鉄道台南駅
目次
新化
嘉南平原南端に位置する新化は、古来より台湾原住民西拉雅族（シラヤ族）の居住地で、旧名をシラヤ族の言葉で「山林の地」を意味する「大目降（Tavocan）」という。都市部と山岳地帯を結ぶ交易の要衝として発展し、日本時代にはバロック様式の洋館が並ぶ商店街が形成され、街は隆盛を極めた。いまも数多く残る歴史的建造物にかつての面影がしのばれる。
歴史スポット
街役場古蹟餐坊（旧新化街役場）
建物の前身は1934年（昭和9年）建設の新化町役場。市街地の玄関口にあたる中正路と忠孝路の交差点にたつ建物は、クリーム色の外壁に和瓦の屋根を配した優美な和洋折衷様式建築で、新化のランドマークのひとつに数えられる。
ガラス張りの床下に2000年の大移動に使用された麻縄が保存されている
2000年の駐車場建設の際に、新化の住民が力を合わせて麻縄を引き建物を移動させたおかげで貴重な建物が残された。2002年の駐車場の完成とともに元の場所に戻されると同時に内部の修復工事が行われ、歴史建築に指定された。現在はレストランとして営業しており、レトロな建物を鑑賞しながら食事やティータイムが楽しめる。
香柚覆盆莓氣泡飲（ラズベリーソーダ）、草莓牛奶冰（イチゴミルクかき氷）
06-590-5599
11:00-21:30
ミニマムチャージ：1人NT$100、サービス料：10%
facebook.com/sinhua1934
台湾鉄道新市駅から市バス綠1・2・3・4・7で「國泰大樓」下車、徒歩1分
新化郡公会堂
1937年（昭和12年）に建設された新化郡の公会堂。2008年に歴史建築に指定され、2018年の台南市政府による修復工事を経て、現在は新化区図書館の閲覧室として使用されている。
建物は公会堂の舞台など元の姿がよく残されている。舞台前の小さなテラスに上がると、天井の梁など建物の構造を間近に鑑賞できる。
06-590-2685
8:00-17:00、月曜休館
入館無料
台湾鉄道新市駅から市バス綠1・2・3・4・6・7で「新化站」下車、徒歩3分
大目降文化園区
新化武徳殿
「大目降文化園区」は日本時代の警察官舎跡を整備した文化公園。公園入口にたつ「新化武徳殿」は、警察官が剣道や柔道を練習する武道場だった。現在の建物は1936年（昭和11年）に落成した二代目道場で、館内東側が剣道場、西側が柔道場となっている。
柔道場の床下にはばねが使われており、優れた緩衝力を持つ特殊な建築構造は、台湾ではここにしか残っていない貴重なものだ。現在も剣道教室が開かれているほか、イベント会場としても使用されている。
9:00-12:00、13:30–17:00、月曜・祝日休館
入館無料
bit.ly/413TY5h
台湾鉄道新市駅から市バス綠1・2・3・4・6・7で「新化站」下車、徒歩5分
※大会・展覧会など臨時休館は公式Facebookページで告知
日本建築宿舎群
武徳殿の東側に並ぶ平屋造の長屋住宅は、1920年から1945年の間に建設された旧新化郡役所宿舎。現在は、新化の歴史や文化を紹介する資料館「大目降故事館」をはじめ、カフェや浴衣レンタル店などが入居する複合施設となっている。
散策前に大目降故事館に立ち寄り街の歴史に触れると、街歩きがより趣深いものになるだろう。
大目降故事館
大目降故事館の館内展示
日本建築宿舎群
台南市新化區和平街（大目降文化園区内）
10:00-18:00ごろ、店舗により異なる
大目降故事館
台南市新化區和平街29號（大目降文化園区内）
11:00-17:00、土曜・日曜10:00-17:00、月曜休館
入館無料
facebook.com/CJCU.USR.SESV
新化老街
大正から昭和にかけて建設されたバロック様式の洋館が並ぶ商店街。中正路西側は日本時代前期、東側は1931年以降の建設で、建築年代によるデザインの違いがみられる。西側建物正面には精緻な彫刻や装飾が施されており、より華麗な造りになっている。
謝謝不廃
建物の建設は1909年。以前はこの場所で1958年から西洋薬の薬局「長泰西薬房」が商いを営んでいた。現在建物を管理する地方創生団体「山海屯社会企業」は、文化部の老街再生計画の補助金を受け、薬局時代の建物の構造と内装を可能な限り保存しながら店舗の改修を行った。
長泰西薬房のベンチと写真などの文物
店内には、薬局店主一家の古い写真をはじめ、顧客が座りカウンターに立つ店主夫人と会話を楽しんだベンチなどが展示されており、薬局時代の面影が感じられる。1階に入居する「謝謝不廃」はエコ生活を推奨するギフトショップ。
取り扱う商品は食用オイルやお菓子などの食品から洗剤まで幅広く、使い捨ての包装をなるべく使用せず、顧客が自分で容器を持参し必要な分だけ買物するスタイルを採用している。
紙繊維で製作した帽子や、ミスプリントの包装紙を再利用したファッションバッグなど、台湾各地のエコ素材を活用した商品も豊富で、お土産探しも楽しいショップだ。
11:00-19:00、月曜-水曜定休
facebook.com/zwlifelab
台湾鉄道新市駅から市バス綠1・2・3・4・6・7で「新化站」下車、徒歩3分
立賀佇遮
「謝謝不廃」の2階は「長泰西薬房」の店主一家が暮らしていた空間で、現在はカフェ「立賀佇遮」となっている。薬局の歴史が書かれた階段を上ると、そこは小部屋と畳の小上がり。奥の板の間はテラスから老街の全景が一望できる隠れた人気スポットだ。
店内では食事メニューのほか、台湾料理の軽食や健康素材を使った体に優しいドリンクを提供している。おすすめの「綜合套餐」は、平打ち麺に沙茶醤（海鮮だれ）、辣椒醤（唐辛子だれ）、にんにくのみじん切り、モヤシを合わせた和え麺と、食前ドリンク、おかず3品、スープの定食。
左から時計回りに綜合套餐、花生豆腐腦花香殼雨＆經典台味、水晶餃
ぷるぷるの透明の皮で豚肉餡を包んだ「水晶餃」や落花生粉とパクチーをのせたピーナッツ豆腐「花生豆腐腦（經典台味）」もぜひ味わいたい。デザートには、ピーナッツ豆腐を季節のフルーツとキンモクセイのシロップでデコレーションした「花生豆腐腦（花香殼雨）」が人気。
店のアイドル猫・奶茶（ミルクティー）
06-590-6263
11:30-19:00、月曜-水曜定休
ミニマムチャージ：1人ドリンク1杯、席利用：休日は1.5時間
facebook.com/lihofood2021
台湾鉄道新市駅から市バス綠1・2・3・4・6・7で「新化站」下車、徒歩3分
※席数が少ないため休日や大人数の場合は予約をおすすめ
安全針車店
店舗は1938年に開業したミシン専門店「安全針車店」だった建物。2020年に新化に住む盧素卿さんが建物を購入し、文化部の老街再生計画の補助金を得て修復を行い、以前と同じ「安全針車店」の名を冠した店を開いた。
店頭にはミシン型の木枠にカラフルなミシン糸を並べたオブジェと、以前の「安全針車店」で販売された足踏みミシンが置かれており、店のシンボルとなっている。
建物や安全針車店の歴史を紹介する展示室
店内ではミシンや手芸用品をはじめ、店オリジナルのバッグや帽子などの布製品を販売。奥には建物の歴史や構造を紹介する展示室もあり、自由に参観できる。
06-590-0883
10:00-18:00、月曜・火曜定休
展示室参観無料
facebook.com/safetysewingshop
台湾鉄道新市駅から市バス綠1・2・3・4・6・7で「新化站」下車、徒歩2分
晉発米穀商店
楊晉発の屋号を掲げた店頭入口
清代の1872年創業の老舗米穀店。1階店舗では台湾各地の米や米製品、土産物などを販売している。店内でひときわ目を引く2階まで続く巨大な機械は、以前使用していた籾摺り精米機だ。
脱穀から精米まで行っていた籾摺り精米機
創業当時は石臼で精米を行っていたが、新化に電気が通った年に1階に電動の籾摺り精米機を設置。戦後の米需要の拡大に応じて1966年に容量を拡大したことで、機械は現在の姿となった。
籾摺り精米機2階部分
職人の制服と道具
現在、2階が展示室となっており、観光客も籾摺り精米機の上部構造のほか、店の歴史と精米に従事した職人を紹介する文物を見学できる。
06-590-7232
9:00–13:00、15:00–19:00、火曜・水曜定休
展示室参観無料
sites.google.com/view/jf1872
台湾鉄道新市駅から市バス綠1・2・3・4・6・7で「新化站」下車、徒歩2分
泰香餅鋪
元西洋薬の輸入販売業者だった周逢泰さんが、第二次大戦中に3人の菓子職人を招いて開いた中華菓子店。創業70年あまりの老舗の看板商品「水果餅」は、もち米粉を練った生地で、サツマイモ、オレンジ果汁、麦芽糖で作った餡を包んで焼き上げた中華菓子。外皮はしっとりしたクッキーのような食感で、ほんのり柑橘が香る餡は爽やかな甘さだ。
左から時計回りで水果餅、微笑餅、香餅（黒糖、梅）
もうひとつの人気商品の「香餅」はぷっくり膨れた皮の内側に黒糖と麦芽糖が重なった焼き菓子。平らに伸ばした生地の表面に笑顔を切り込みで描いた「微笑餅」もかわいらしい。お土産には色々な種類が試しやすいミニサイズがおすすめ。
店内では昔から伝わる菓子型も展示している
06-590-6688
8:00-20:00
台湾鉄道新市駅から市バス綠1・2・3・4・6・7で「新化站」下車、徒歩2分
東成逗遊商店
新化の醤油メーカー「東成醤油」のコンセプトショップ。店頭に置かれた大きな醤油瓶のパネルとレトロな自転車が目印だ。
東成醤油の創業は1958年。主な商品は醤油、醤油膏（とろみ醤油）、辣椒醬（唐辛子だれ）、豆板醤などで、なかでも台湾南部伝統の甘みのある醤油は、新化に来たら必ず買いたいお土産のひとつとなっている。
台南市各地の人気レストランや食堂で愛用されている台南の味を、自宅でぜひ試してみたい。
06-590-8175
8:00-18:00
facebook.com/DAMUJIANG.DOUYU
台湾鉄道新市駅から市バス綠1・2・3・4・6・7で「新化站」下車、徒歩3分
新化B級グルメ
崙仔頂 肉粿
朝市が広がる路地に佇む小さな店。「肉粿」と書くが、白い餅の中に肉は入っておらず、あんかけスープに豚肉と白身魚のサバヒーのほぐし身が入っている。インディカ米の米粉とサツマイモ粉で作った餅は、箸で持ち上げるとつるりと伸びてちぎれてしまうほど柔らかい。
スープは肉と魚のだしが感じられるあっさりした味で、おろしニンニクとパクチーが全体を引き締めている。店特製の激辛唐辛子だれを少量加えるとうまみがより引き立つ。小サイズ碗で餅5つ入りとボリューム満点だが、お雑煮のようにするっと食べられる。早朝からの営業で売り切れ次第終了のため、早起きして出かけよう。
6:00-10:00、月曜定休
台湾鉄道新市駅から市バス綠1・2・3・4・6・7で「新化站」下車、徒歩6分
※売り切れ次第終了
新化燒餅
午後の開店とともに行列が途切れない新化の名物店で、メニューは油で揚げ焼きした揚げパン「燒餅」のみ。店頭で洗濯ばさみの番号札を受け取り、番号を呼ばれたら個数と卵の追加の有無を伝える。受け取ったら、出来立ての熱々に甘い醤油だれと唐辛子だれをつけてかぶりつこう。
ふわふわの厚い生地は小麦の甘みが感じられ、中に包まれた青ネギとゴマ入りの豚肉餡は肉汁たっぷりでジューシー。サイズが大きいので、軽い食事にもなる。
0919-318-190
14:00-18:00、日曜定休
台湾鉄道新市駅から市バス綠1・2・3・4・7で「國泰大樓」下車、徒歩1分
※電話予約した場合は17時まで取り置き可
新化老攤雞蛋糕
「雞蛋糕」は、弾力があるカステラ生地のやさしい甘さにほっこりするおやつ。バナナ型の「香蕉條」は中に小豆餡がたっぷり詰まっていて、あんこ好きにはたまらない。
8:30-18:00、水曜定休
台湾鉄道新市駅から市バス綠1・2・3・4・6・7で「新化站」下車、徒歩2分
筱庭杏仁豆腐冰
看板メニューは100％杏仁使用の杏仁豆腐。人気の「杏仁豆腐冰」は、黒糖シロップをかけたかき氷にやさしい甘さの杏仁豆腐を合わせたかき氷。
上から杏仁豆腐冰、傳統豆花（綜合）
おぼろ豆腐のような「豆花」はふるふると非常に柔らかな豆腐プリンで、「傳統豆花（綜合）」は紅豆（小豆）、緑豆、薏仁（ハト麦）入り。黒糖シロップがほどよい甘さで、夏は冷たく、冬は温かくしていただくのがおすすめ。
9:30-18:30
台湾鉄道新市駅から市バス綠1・2・3・4・6・7で「新化站」下車、徒歩7分
新化郊外スポット
新化果菜市場
（写真／台南市政府）
2022年12月にオープンした青果卸売市場。建物は屋上に芝生や花が植えられたエコ建築で、丘のように緩やかな起伏を描く緑地の美しさから、早くも新しい新化のランドマークとして注目を集めている。
写真撮影スポットとして人気の屋上
卸売市場だが店舗によっては一般客向けの小売りにも対応している。美食街にはカフェや食堂が並んでおり食事やティータイムも楽しめる。
ドライフルーツなど魅力的な特産品も充実しているので買い物も楽しい。休日には農作物のマーケットも開催され、多くの行楽客で賑わう。
美食街の「汣禾家」の 哈密瓜霜淇淋（メロンソフト）と木瓜牛奶（パパイヤミルク）
8:00-17:00
facebook.com/tapmc
新化老街「新化站」から市バス綠14で「冷水埤」下車、徒歩7分（休日は市場まで直通）
※休市日はFacebookページで告知
虎頭埤風景区
清代の1846年に台湾で初めて建設されたダム。風光明媚な水辺の景観が「小日月潭」と讃えられ、新化を代表する景勝地となっている。空が茜色に染まる夕暮れ時は、ダム湖に浮かぶ小島と岸辺をつなぐ「虎月吊橋」が湖面に映りこみ、ことのほか美しい。
白鳥ボートやカヌーなどの水上アクティビティのほか、キャンプ場やバーベキュー場などのレジャー設備も完備している。徒歩や自転車で湖畔をめぐり、様々に表情を変える水辺の風景を満喫しよう。
虎月吊橋の夕景
06-590-1325
6:30-19:00（最終入場18:30）
NT$80
htp.tainan.gov.tw
新化老街「新化站」から市バス綠13で「虎頭埤口」下車、徒歩3分
官田
台南市中央部に位置する官田では、昔から冬の水不足に備えてため池が数多く作られてきた。台湾一の生産量を誇る菱角（ヒシ）の産地として知られ、「菱角の故郷」とも呼ばれている。静かな田園地帯に水と緑が織りなす美しい風景をめぐる旅に出かけよう！
水雉生態教育園区
レンカクの親子（写真／水雉生態教育園区）
官田随一のバードウォッチングスポット。菱田や稲田に囲まれており、カモやサギなどの水鳥が数多く集まる。なかでも希少鳥類である水雉（レンカク）の楽園として知られ、繁殖期になるとレンカクの美しい姿をカメラに収めようと、各地からバードウォッチャーが撮影に訪れる。
観察小屋には望遠鏡が設置してあり、行楽客も生き生きとした水鳥たちの姿を観察できる。
菱田のヒシの実
06-579-2153
9:00-17:00、月曜休園
入園無料
jacanatw.org
台湾鉄道隆田駅からタクシーで4分
葫蘆埤自然公園
もとは「番子田埤」という名の農業用の貯水池で、東西を横切る道路で池が南北に分断された様子が瓢箪に似ていることから「葫蘆埤」と呼ばれるようになった。
緑に囲まれた自然豊かな池はレンカクの重要な生息地で、優雅で美しい姿から「水の妖精（凌波仙子）」とも呼ばれるこの鳥にちなみ、公園の赤い吊橋が「凌波吊橋」と名付けられた。遊歩道や展望台、特産品の売店もあり、楽しく散策できるスポットだ。
凌波吊橋
台湾鉄道隆田駅からタクシーで6分
川文山森林
ガジュマルの樹
市民の賴顯明さんが14haのマンゴー園を森林に改造し、無料で一般に開放している「川文山森林」は、台北の陽明山になぞらえて「小陽明山」とも呼ばれているスポット。
マホガニーの森
美しいマホガニーの森を抜けた山頂には、樹齢100年のガジュマルの樹が2本佇んでおり、大きく広がる枝の下に立つと、まるで大自然に抱きしめられているような心地よさを感じる。さらに奥に進むと森が途切れた先に池もあり、多彩な風景を楽しみながら森林散策が楽しめる。
台湾鉄道拔林駅から徒歩8分
西拉雅国家風景区 官田遊客中心
見渡す限りの田園風景に囲まれたビジターセンターは、台湾原住民西拉雅族（シラヤ族）の文化的要素をデザインに取り入れた個性的な建物。
館内ではパンフレットなどの観光情報を入手できるほか、120度のパノラマスクリーンで上映される西拉雅国家風景区の絶景映像を鑑賞したり、VRゲームで遊んだりと、風景区の魅力に存分にふれることができる。名産品の販売も行っているので、お土産探しも楽しい。
屋外の広大な芝生広場には「SIRAYA」の文字のほか、白い折り鶴やシラヤ族の重要な獲物であった梅花鹿のオブジェが置かれ、美しい景観を織りなしている。
公共芸術「許願鶴 幸福翔起（願い鶴 幸福の羽ばたき）」
06-690-0399
9:00-17:00
www.siraya-nsa.gov.tw/ja
台湾鉄道隆田駅からタクシーで8分
烏山頭水庫風景区
日本人土木技師の八田與一氏の指揮のもと、1930年に完成した「烏山頭水庫（烏山頭ダム）」と嘉南平原に張り巡らされた給排水路からなる「嘉南大圳（かなんたいしゅう）」は、台湾で最大の農水施設。
烏山頭水庫のダム湖
「烏山頭水庫風景区」には、ダム湖、送水口、資材運搬用の蒸気機関車などが残されており、ダムの一番高い場所には八田技師の銅像が置かれている。
八田技師の銅像
2011年には八田技師の功績をたたえ、ダムの技師宿舎群を修復した「八田與一紀念園区」が完成。園内には庭園やカフェ、土産物販売コーナーもあり、ゆったり散策を楽しめる。
八田技師の妻子像と再建された宿舎
烏山頭水庫風景区
台南市官田區八田路三段500號
06-698-2103
8:00-17:30
大人NT$100、乗用車駐車料NT$50（園内での車利用可）
wusanto.magicnet.com.tw
台湾鉄道林鳳營駅から市バス黃1（延南藝大）で「烏山頭水庫」下車、徒歩2分
※園内が広大なため、チャータータクシーの利用がおすすめ
八田與一紀念園区
台南市官田區嘉南里66號
9:00-17:00（最終入園16:30）、水曜休園
烏山頭水庫風景区入場券で入場
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台南 新化 ・ 官田 観光マップ
※掲載情報は取材時のものであり、現在の情報とは異なる場合があります。
