屏東 ~台湾鉄道 途中下車の旅~
企画構成/鍾昀彤 文/高田雅子 写真/宋育玫
屏東駅
いま、会いに行きたい!
古くて新しい屏東へ
屏東市の玄関口にして市内最大の駅。旅人を出迎えるのは、2015年に高架化された新駅舎。2018年末には旧駅舎跡に新バスターミナルが完成予定。進化中の屏東の今と昔をめぐってみよう。
目次
勝利文創園区
クリエイティブにリノベーション!
生まれ変わった軍人村
軍歌館
日本時代に日本陸軍の宿舎が立ち並んでいた地域は戦後、「勝利新村」と改称され、残された日本家屋は中国大陸からわたってきた軍人の宿舎となった。軍歌がテーマの資料館「軍歌館」も、そうした建物のひとつ。館内では軍歌の試聴や楽譜の展示を行っている。
+886-8-732-0567
9:00-12:00、13:00-17:00、月曜・祝日休館
入館無料
日食糖224
台北東門のカフェ「小食糖Sugar bistro」が手がける新拠点。カフェでは、オーガニックパームシュガー使用のメニューをメインに提供。クリエイティブグッズが並ぶアートショップも併設している。

カフェ&アートショップ日食糖224


+886-8-766-9881、+886-8-766-9882
10:00-21:00
www.facebook.com/SUGARbISTRO.224.TW
繫。本屋
古い日本家屋をリノベーションした書店兼カフェ。店名の「繋」に、古い建物の生命力を繋ぎ、地域と繋がり、書店を屏東の地に繋ぎ根付かせたいとの願いが込められている。居心地の良い文化空間だ。

庭の緑も心地よい、繫。本屋

オーナーのこだわり選書にも注目したい

別館・侍屋(カフェ)
+886-908-839-267
本館・本屋:水曜- 金曜12:00-20:00、土曜・日曜12:00-22:00
別館・侍屋(カフェ):水曜- 金曜12:00-14:00、17:30-20:30、土曜・日曜休憩なし
侍屋:ミニマムチャージNT$90
屋内は脱靴、不定期でイベントも開催
www.facebook.com/akauwbooks
驛前大和コーヒー
屏東駅前の「大和ホテル」復活を目指すオーナーが開いた和風リノベーションカフェ。暖簾をくぐると、店内は畳の和室。こだわりのブレンドコーヒーや台湾茶、スイーツのほか、日本茶や日本式の定食も提供している。

白い壁に玄関の暖簾が清々しい

美味しいコーヒーと、ゆったりとした時間を過ごしたい

コーヒーは購入可

スイーツもおすすめ
+886-8-733-7922
9:30-18:30
ミニマムチャージ: NT$120/クレジットカード: 不可
屋内は脱靴、9 歳以下の児童は入店不可
www.facebook.com/yamatocoffee
※建物賃貸期間終了のため2018年6月閉店、移転再開準備中
駅周辺みどころ&グルメ
阿猴城門(朝陽門)
清朝が屏東に築いた「阿猴城」の唯一現存する城門。「阿猴」とは屏東の旧名。門の高さは、わずか3.6メートル。180年余りに渡って屏東を見つめつづけてきた歴史の証人だ。
秋林牛乳大王
搾りたてのフルーツジュースやフルーツたっぷりのかき氷が人気の店。看板商品は超濃厚パパイヤミルク。できたての新鮮な美味しさを味わうため、20分以内に飲みきって。

レトロな店内で昔ながらのドリンクやかき氷を提供している

パパイヤミルクは濃厚で、パパイヤをそのまま食べているよう!
11:00-22:00
goo.gl/q7bEP3
屏東民族夜市
屏東駅近くに位置するB級グルメ天国。各種小吃がそろうなかで、特に多いのがシイタケと豚肉のとろみスープ「香菇肉羹」の店。三代続く「味津」のなめらかで香り高い香菇肉羹は、麺を入れても美味。百年の歴史を誇るワンタンの老舗「福記」では、大根の漬物をトッピングした胡麻だれ麺「蘿蔔麻醤麺」とニラたっぷりの揚げワンタン「炸餛飩」をぜひ。

香菇肉羹(味津)

左:炸餛飩、右:蘿蔔麻醤麺(福記)
味津
屏東市民族路69 号(18 番ブース)
9:00-1:00、不定休
福記
屏東市興市巷83-1 号
+886-8-765-5642
10:30-20:30、月曜・火曜定休
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一足のばして行きたい観光スポット
屏東のお隣の高雄市内で、歴史と文化をめぐる旅にでかけよう!
屏東駅から南下して、楽しいスポットを訪ねてみよう!!
屏東 途中下車の旅 マップ
※掲載情報は取材時のものであり、現在の情報とは異なる場合があります。