瑞芳 ・ 雙渓 ~台湾鉄道 途中下車の旅~

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瑞芳 ・ 雙渓 ~台湾鉄道 途中下車の旅~

企画構成/朱佳雯 文/西野百合子 写真/宋育玫

瑞芳

瑞芳駅ホーム

台北駅から北上する鉄道は、基隆市内の八堵駅から宜蘭線に入っていく。ここから宜蘭県内の蘇澳駅までの区間では、美しい山の風景が広がる山里、青い海が望める区間など、様々なスポットが旅人の訪れを待っている。今回は、人気観光地の九份や深澳線・平渓線への乗り換え客で賑わう瑞芳駅と、清流牡丹渓が流れる山里の雙渓駅で、途中下車の旅に出かけてみよう。

台湾鉄道
www.railway.gov.tw/tw

 

 

瑞芳駅

下町のB級グルメ天国で食べ歩き

瑞芳

台北市内への通勤通学客や、九份方面のバスや平渓線への乗換をする観光客で賑わう瑞芳駅。2014年の深澳線・平渓線直通運転の開始によりさらに賑わいを増した。九份方面、平渓線観光への玄関口として、駅構内にはツーリストセンターが設けられ、旅行者をサポートしている。

しかし実は、駅前ロータリー周辺や、駅前通り突き当りにある美食街には、様々なご当地小吃屋台が並び、B級グルメ好きにはたまらないスポットでもある。乗換のために通り過ぎるだけでは惜しい、「美味しい」街で、B級グルメ散歩に出かけてみよう。

美食街

美食街

瑞芳MAP

 

林記福州胡椒餅

美食街入口の人気店。ほんのり塩味の皮の中には、胡椒のきいたひき肉と宜蘭名産の三星葱がたっぷり。熱々をいただこう。

林記福州胡椒餅

 

21号屋台

肉や魚介、野菜はどれも非常に新鮮で、麺類も25元からと格安で美味く、地元客が絶えず訪れる。ビールや飲み物もあるので、左党の方は小吃をつまみに一杯、というのも良いだろう。

21号屋台

美食街
新北市瑞芳区民生街35巷2号
10:30-21:00

 

龍鳳腿

龍鳳腿は、豚の網脂で魚のすり身や野菜の千切りなどを巻いて揚げたもの。あっさり味で、何本でも食べられそう。一本10元。駅から美食街までの間に何軒も屋台がでているので、食べ比べても。

龍鳳腿

華記龍鳳腿

華記龍鳳腿
新北市瑞芳区中正路61號中正路61-5号
10:00-21:00

 

 

雙渓駅

古い街並みで楽しむロハスな休日

雙渓

かつて炭鉱業の発展と共に栄えた雙渓は、山に囲まれた静かな田舎町。街には清流牡丹渓が流れ、穏やかな老街の散策を楽しむことができる。また近年、雙渓区は行政を挙げて低炭素の街づくりを進めており、サイクリングコースやレンタルサイクルセンターなども設置され、雙渓駅はサイクリングの拠点地としての認知度も上昇しつつある。

 

雙渓駅MAP

 

公営レンタルサイクルセンター

2015年にリニューアルオープンした公営レンタルサイクルセンターはシャワールームを設置する等、施設も充実。レンタルには身分証の提示が必要。

公営レンタルサイクルセンター

新北市雙渓区自強路
8:00-12:00、13:00-17:00、月曜定休
自転車:一日NT$200、午後から半日NT$100  電動自転車:一日NT$400、午後から半日NT$200(当日返却)
低炭素交通促進のため、鉄道乗車券(ICカード利用者は駅発行の乗車証明)の提示でレンタル代半額サービス中

 

雙渓打鉄舖

台北でもほとんど見かけることがなくなった昔ながらの鍛冶屋。百年の歴史を持つ老舗では今日も鍬や鋤を打つ音が響く。

雙渓打鉄舖

新北市雙渓区中華路7号
9:00-17:00

 

海山餅店

海山餅店は地元の人々が愛する焼き菓子店。帰省の際に名物のスポンジケーキを必ず購入するという熱烈なファンも多い。

海山餅店

海山餅店

新北市雙渓区中華路2号
8:00-21:00、不定休

 

三忠廟

三忠廟は清代の同治七年(1868年)竣工とされ、台湾で唯一宋代末期の忠臣「文天祥、陸秀夫、張世傑」の三公を祀る。宋代以後の満州族支配に反発する漢族の歴史を伝える廟でもある。

三忠廟

三忠廟

新北市雙渓区長安街15号

 

林益和堂

林益和堂は清代創業の中薬店。草木や所の装飾が施された古典建築が美しい。すぐそばの河岸には、渡船頭遺跡があり、雙渓が清代の水運の要所であった当時の面影を感じることができる。

林益和堂

林益和堂
林益和堂
新北市雙渓区長安街3号
9:00-21:00、月曜・火曜定休

 

蔡冰

昔ながらの味わいの黒糖かき氷は四種類のトッピングで一杯40元。さっぱりと爽やかな味わいが散歩の後にぴったり。

蔡冰

蔡冰

新北市雙渓区太平路50号
11:00-20:00

 

 

一足のばして行きたい観光スポット

猴硐

猴硐

猴硐へは、台北から各駅停車の区間車にゆられること一時間ほど。かつては炭鉱業で栄えた街だったが、炭鉱の閉山と共に人口が減少し田舎の小さな集落となっていた。近年、街猫が多くいることが猫好きの間で話題となり、米国のテレビ局CNNの「世界6大猫スポット」に選出されるなど、世界的に注目される人気の猫村となった。

 

平渓線 ~菁桐・平渓・十分~

平渓線

日本統治時代の炭鉱開発のために線路がひかれたことから始まった平渓線沿線には、日本の昔の風景を想わせるようなノスタルジックな風景がそこここに残っている。集落の合間を縫うように走るローカル線は時間の流れもゆったりとしているよう。あわただしい台北を離れて田舎の街を歩けば、きっと心もやわらかく解放されるはず。

 

 

瑞芳 ・ 雙渓 途中下車の旅マップ

 

※掲載情報は取材時のものであり、現在の情報とは異なる場合があります。

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