東北角 自然と文化が 織り成す旅路

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東北角 自然と文化が 織り成す旅路

企画構成・文/鍾昀彤 写真/宋育玫

東北角 自然と文化が 織り成す旅路

 

東北角

「東北角(トンベイジャオ)」は台湾本島の東北部、北は新北市瑞芳区から南は宜蘭県蘇澳鎮に至る風光明媚な一角。高く険しい奇岩、海蝕地形、金色のビーチが連なる海岸線は生態も豊富。一帯には山水の景観が魅力のハイキングコースも多彩で、季節を問わず世界各地から多くの愛好家が訪れる。今回は読者を海と山のアクティビティツアーにお連れしよう。

MAP

台湾好行バス黄金福隆線: www.taiwantrip.com.tw/line/32?x=1&y=4
台湾鉄路: www.railway.gov.tw

 

 

瑞芳

大自然を感じる景観

象鼻岩

「小野柳」とも呼ばれる「深澳岬」は深澳漁港内にある。海蝕洞により形成された「象鼻岩」は、その名の通り巨象が海上に立っているように見える。自然そのままの景観が楽しめる秘境スポットとして
最近人気だ。撮影時は足元にしよう。深澳漁港のレストランではとれたてのシーフードが味わえる。

象鼻岩

新北市瑞芳区深澳漁港旁海岬

 

陰陽海

正式名称は「濂洞湾」。水湳洞集落の北側にある。金瓜石の山間部を流れる渓流は鉱物を多く含み、海水と交わると金色になる。海の色とのコントラストが鮮やかなため、この名がある。

陰陽海

新北市瑞芳区濓新里

 

南雅奇岩

南雅海岸は山が海に迫り、断崖と海蝕風化岩の地形とともに針状や柱状の「岩峰」地質景観が特色だ。この辺りは冬の季節風が強いため、岩石内部の鉄分が徐々に酸化し、カラフルな縞模様を描き出す。

南雅奇岩

新北市瑞芳区北部浜海公路224 号

 

南子吝遊歩道

山海の景観が楽しめる遊歩道。全長990 メートル、片道40 分ほどかかる。前半部は木道、後半部は石段となっている。なだらかなため、家族連れにも適している。歩道の最高点からは、東に鼻頭角、西に基隆嶼が望め、眼下には南雅漁港が俯瞰できる。山と海の織り成す景観が素晴らしい。

南子吝遊歩道

南子吝遊歩道

南子吝遊歩道

新北市瑞芳区南雅里南雅路41-2 号

 

鼻頭角遊歩道

全長約3.5 キロ。片道2、3 時間は想定しよう。延々と山並みが続き、「台湾版万里の長城」と呼ばれることもある。尾根沿いのため360 度のパノラマが楽しめる。環状コースは「鼻頭角灯台遊歩道」「鼻頭角稜谷遊歩道」「鼻頭角海浜遊歩道」の三つのエリアに分かれている。メインにあたる「灯台遊歩道」は鼻頭小学校から鼻頭角灯台まで。「稜谷遊歩道」は岬の上から東北角の海岸が一望できることからもっとも人気が高い。「海浜遊歩道」は海蝕地形の観察におすすめ。

鼻頭角灯台遊歩道

稜谷遊歩道

新北市瑞芳区鼻頭路

 

 

龍洞

周辺の散策スポット

龍洞湾海洋公園

約1キロに及ぶ海岸線は澄んだ水を湛え、湾内には80種余りの魚類が生息している。園内には遊泳プール・カフェ・地質教室・生態教室が設置され、教育と娯楽の殿堂となっている。カヌー・スノーケリング・ダイビングのほか、東北角が誇る天然プールで海のスポーツを満喫したら、親子でカニやヒトデなど海洋生物の観察にも取り組みたい。

龍洞湾海洋公園

龍洞湾海洋公園

新北市貢寮区龍洞街62-3号
+886-2-2490-9258
パーク8:00-18:00、プール8:00-17:00

 

龍洞湾峡遊歩道

「龍洞四季湾」から鼻頭角公園までの遊歩道は全長約3.5キロ。東北角の二つの岬をつなぐ、地質観察コースだ。海に接するため、海風を受けながら龍洞湾と三貂角の景観を思う存分堪能できる。

龍洞湾峡遊歩道

龍洞湾峡遊歩道

新北市貢寮区龍洞南口海洋公園
+886-2-2499-1210

 

龍洞四季湾

ヨットや海のレクリエーションが楽しめるほか、会議や披露宴の会場に利用することもできるリゾートパーク。春は悠々と泳ぐクジラやイルカが遠望でき、夏はボートダイビングが体験できる。秋は周囲の遊歩道を散策するのもいい。冬は海水の温水プールで温まろう。台湾で唯一のペットと飼い主が一緒に水遊びを楽しめる海水プールも用意されている。

龍洞四季湾

新北市貢寮区和美里和美街48号
+886-2-2490-1000

 

夏の体験アクティビティ

スノーケリング・ダイビング

龍洞(ロントン)は断層が落ち込んで形成された天然の湾で、海洋資源が豊富。湾内には80種にも及ぶ魚類が生息している。北部台湾を代表するスノーケリング・ダイビングのスポットだ。湾内は風や波の影響を受けにくいうえ水深も深すぎず、潜水初心者にも安心。付近にはダイビングショップも多く、ライセンスの取得も可能。また林立する礁岩が飛び込みの人気スポットにもなっている。

龍洞(ロントン)

水啦龍洞ダイビングセンター

水啦龍洞ダイビングセンター
新北市貢寮区龍洞街63-4号
+886-2-2490-9088

 

ロッククライミング

鼻頭角と和美の間を結ぶ2キロの海岸線は、急峻な岩場となっている台湾最高のロッククライミング場。龍洞岬に突出した「四稜砂岩」は台湾でもとくに硬い岩塊で、3500万年前より沈積を開始し、600万年前の造山運動で海面に現れたもの。その後、風化・海蝕・地殼運動・地震・台風などを経て壮大な風景を作り出した。硬くゴツゴツした岩壁に魅せられ、多くの冒険好きが集まる。

龍洞岩場

龍洞岩場

龍洞岩場
新北市貢寮区和美里龍洞街

 

 

福隆・貢寮

周辺の散策スポット

藍湾海浜行楽パーク(塩寮海浜公園)

塩寮(イェンリャオ)は東北角海岸の四大海浜公園の一つ。北浜公路の澳底から福隆へ抜ける途中にあり、福隆ビーチにも接する。園の面積は80 ヘクタールに及び、3 キロも続く金色のビーチが特徴だ。園内はトロピカルなムードでいっぱい。塩寮ビーチの砂は石英質で金色に輝く。砂の彫刻に理想的な場所と認定され、国際的なイベントが幾度も開催されている。

夏のサンドアートフェスティバル

毎年恒例の福隆国際サンドアートフェスティバル

藍湾海浜行楽パーク(塩寮海浜公園)

インスタ映えスポットで記念撮影を楽しもう!

新北市貢寮区研海街45 号
+886-2-2490-1966
9:00-17:30

 

福隆海水浴場

福隆(フーロン)は日本時代からよく知られた海水浴場。双渓河の河口にあたり、内河、外海の二つのエリアと景観を形成しており、三日月型の橋が両側を結んでいる。川幅が広く流れも穏やかなため、ヨット・カヌー・サーフィンなどウォータースポーツが盛んだ。

福隆海水浴場

 

新北市貢寮国際海洋音楽祭

新北市貢寮区福隆海水浴場を舞台に開催される音楽フェスティバル。2000 年から続く真夏の定番イベント。

新北市貢寮国際海洋音楽祭

福隆海水浴場
新北市貢寮区福隆村福隆街40 号
+886-2-2499-2381
9:00-17:00
 NT$100

 

三貂角灯台

台湾本島最東端の岬にたつ灯台。高さは16.5 メートル。太平洋を行き交う船にとって重要な道しるべとなっている。灯台内の展示室では台湾の灯台にまつわる史料や写真が展示されている。美しい外観から、ウェディングフォトの人気スポットに。

三貂角灯台

新北市貢寮区馬崗街38 号
+886-2-2499-1300
9:00-18:00、月曜定休

 

旧草嶺トンネル

全長2167 メートルの「草嶺隧道跡」は1924 年に開通した鉄道トンネル。長らく封鎖されていたが、2007 年に自転車専用トンネルとして生まれ変わった。所要時間は自転車で15 分、徒歩で30 分はみておこう。トンネルの内部は「鉄道博物館」をコンセプトに設計されている。地面は鉄道のレールを模しており、照明はレトロなオイルランプシェードを使用している。鉄道ファンにも人気の自転車道だ。

旧草嶺トンネル

旧草嶺トンネル

歓楽レンタサイクル
新北市貢寮区外隆林街16-2 号
+886-2-2499-1585
8:30-17:00

 

B級グルメを尋ねて

福新福隆弁当

夏になると多くの行楽客で賑わう福隆駅。乗降客の人気を集めるのが「福隆弁当」だ。おかずは豚の角煮、台湾ソーセージ、煮玉子、チキンロール、干し豆腐、大根とキャベツの漬物。ご飯は粘りと噛みごたえがある。福隆を代表するB 級グルメ。

福新福隆弁当

新北市貢寮区福隆街4 号
+886-2-2499-2077
8:00-17:00

 

新港海鮮

澳底は海洋資源が豊富で、季節ごとにさまざまな海の幸が水揚げされる。定番のおすすめ海鮮は、黄金色にサクッと揚がり歯ごたえ抜群の「イカのから揚げ」。続いて「海草入り玉子焼き」は塩味のきいた爽やかな味わい。「サクラエビチャーハン」は海の香りに満ちた庶民の逸品だ。

新港海鮮

新北市貢寮区新港街69 号
+886-2-2490-1061
11:00-20:30

 

福隆飲冰室

「石花凍(寒天)」は東北角一帯の特産で、美容に効果があるとされる。福隆飲冰室は手作りにこだわり、いっさい他の成分を添加せず、ナチュラルな製法と独特の風味を守ってきた。「石花凍ミックス氷」は三種のトッピングが選べる。暑気払いに最高のスイーツだ。

福隆飲冰室

新北市貢寮区福隆街17 号
+886-2-2499-1667
8:00-17:00

 

 

東北角 観光マップ

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